第十壱瀑 大台ケ原三瀑

滝見尾根から見る西の滝

滝見尾根から見る西の滝。水量がある時は右側にも滝が現れるらしい。

過去の経験から、10月半ばは大台ケ原のシーズン最後の紅葉のチャンス。今年は是非、紅葉と中の滝、西の滝を間近から見たいと思い、滝見尾根への訪問を計画した。計画では17日の土曜日に訪ねると言うことで、例の如く南河内の住人と一緒に行く予定にしていたのだが、例によっての予報後ズレによる週末悪天候。そんな訳で土曜日は中止し、日曜日に変更しよか?と持ちかけたら、日曜日は否やとの連れないお返事。

それならしゃぁないので今回は一人で行く事にした。ところが、土曜日の朝、目覚めると快晴ではありませんか。ド腐れ天気予報め、税金使って何を予報しとるんじゃ!と血圧も150くらいには上がったと思う。しかし、もう時間が遅すぎるのでこの日は家事を済ませ、翌日に備えた。

そして翌日、この時期は駐車場も一杯になるのは判っていたが、6:00頃までに着けば余裕やろと午前3:00に起床して出発した。近所のコンビにで食料を調達し、大台ケ原へ向けスタート。ちょっと予定と違うルートになったが、5:30頃に現地到着。すると駐車場はほぼ満車。オイオイどないなっとるねんとスペースを探していると場内を一周し終わる頃に空きを発見、なんとか駐車する事が出来た。気温は7度くらいやったと思う。思っていたほど寒くないのでホッとしたが、歩き始めたら汗まみれになるのは解っている。とは言え、寒いのは否なので、本日の服装はカヌー用に買ったテスラと言うメーカーの長袖の締め付けシャツ、その上に半そでの速乾性Tシャツにしようかとおもったが、ペラペラのフリース地のプルオーバー。それにこないだ購入したちょっと暖かそうなフリースの上着にカッパ。下は膝のところで分割できるズボンに登山靴。決めはおっさんらしく首タオル。

小一時間ほどして、明るくなってからスタート。GPSと印刷した地図を持って、一路、シオカラ谷へ下った。シオカラ谷到着は7:00過ぎ頃か、ボチボチと熊笹の枝?が繁茂した川沿いのルートを下り始める。この辺はまだ道が残っており迷うことは無い。ただ、熊笹の枝が邪魔で掻き分けて進むも顔に当たったり、目をかすめたり…。保護めがねが必要かも知れない。

途中、デジカメのバッテリ入れ替えなどごそごそしたが20分ほどで東の滝のオチ口に到着。この頃には汗も出だしたので何枚か写真を撮ったあとは、フリースを脱いでスタート。ここからは川沿いを離れて斜行?しながらやや尾根筋へ向かうルートとなる。尾根筋へ出たあたりで違う方角から来たアベックと出会った。アベックと言うてもザイルを担ぎ、メットを被った猛者である。こんなとこで他人と会うとは思わなかったので、驚いたり、ホッとしたり…。軽く、挨拶を済ませると二人はスタスタを先に進んでいく。こっちはマイペースでゆっくり尾根筋を下っていく。しかし、下るだけと言うのに、汗が滴り落ちてくる。それを拭うべく首タオルを探すと…。無い。どこかに落とした様子。予備のタオルがあったハズとザックを探すも見当たらず。なんじゃそれはと呟きながら袖口で拭い、喉を潤しザックを担いでまた歩き出す。

東の滝を過ぎてから尾根筋までははっきりした道は無い様に感じた。ただ、なんとなく踏み跡っぽいのがあるのと、テープがあるのでそれに気をつければなんとかなる様に思う。ただ、登山経験などあまり無く、ましてや単独でコース外を歩いているので、GPSは非常に頼りになった。事実、二度ほど少し進む方向を間違ったが、GPSで位置を確認し、元のコースに戻ることが出来た。

そもそも、こんなとこで道を間違えるというのがセンスの無い証やと言う気もする。

一旦、尾根筋に出ると、時々木々の隙間から滝の方向を確認しながらドンドン下っていく。尾根上にはピークを含めて二箇所ほど大岩があったが、それをクリアするところは道がはっきりしていないので、その近辺では良く前方を確認しながら進まないと、あらぬ方向へ迷い込む可能性があるかも知れない。それ以外のところでは、この滝見尾根は東ノ川からの登山コースやったらしいので、ところどころ登山道の残骸、階段の丸太を固定していたと思われる鉄筋、が地面から顔を出している。

それらと、テープを目印に進めば何の問題も無いと思うが、常に滝の方向を意識して進まないと間違ってしまう。実際、テープも赤、黄色、緑、ピンクとあり、つけた人の意図とそれを見た人の意図が違うかったら、間違いが起こってしまう。ただ、狭い尾根筋なのでとんでも無いところへ行ってしまうということは無いと思うが、急坂だけにリカバリは辛いと思う。実際当方も20m程度であるが、変な方向へ進んでしまい直ぐに引替えしたがなかなかしんどかった。

そうこうするうち、滝が木々の隙間から見える頻度が高くなって来たかと思うと、パッと見晴らしの開けた場所に出た。滝見尾根のポイント到着である。ここまでスタートして2時間弱。ザックをおろし、ゴソゴソしてると、誰かがやってきた。川上村にお住まいの方で御年68歳。その方も写真を撮りに来られたらしい。先に写真を撮られますかと聞くと、ここへは20回以上も来ているとの事で、滝直下へも3回ほど降りた事もあり、腐るほど写真は撮っているのでどうぞゆっくり先に撮って下さいとの事。お言葉に甘えて、先に撮らせてもらうことにしたが、その方は少し下にもう一ヶ所撮影できる場所があるとの事でそこから撮られている様子だった。ちなみに、滝直下へはここから20分位で降りれるらしいが、かなり急坂でロープを張ったところもあるらしい。

結局、滝見尾根のポイントには1時間ばかり居てただろうか、鉄人さんと話をして、適当に写真を撮ってシオカラ谷へ戻ることにした。ここまで急坂を下って来たのと、出来れば今日は早めに帰りたいと言うのがあったので、滝下ポイントは次回への宿題と言う事にした。帰り道は鉄人さんに付いて歩くのも邪魔になるかと思ったので少し離れてクマよけの音を聞きながら歩いたが、途中で聞こえなくなった。この日は日出ケ岳で日の出を撮ってその帰りに滝見尾根へ寄ったとの事だが、なんと素晴らしい68歳なのだろうか。

復路は来た道を辿るだけやと甘く見ていたが、尾根筋を離れて東の滝へ向かうところで、危うくコースアウトしかかった。この間は道らしい道が見あたらないと往路でも感じたが、ひょっとしたら川沿いのルートは東の滝が終点になっているのかも知れない。滝見尾根の本ルートはそのまま尾根筋を登って行き東大台の周遊路へ出るのかも知れない。そう言う目で地図を見ると、牛石ケ原からシオカラ谷へ向う周遊路は尾根道となっており、シオカラ谷へのルートは尾根道を外れて川筋へ降りており、降りずにそのまま真っ直ぐ進むと滝見尾根へと繋がっている。

川上村の鉄人さんから聞いた滝見尾根は過っての東ノ川からの登山ルートやったと言う話とも符合すると思うのだが…。ただ、ひとつ気になるのが、東ノ川からの登山道と言うのが少々気になる。どこからこの登山道の登り口に取り付くんでしょう?むしろ、滝の直下へ降りるルートが正式に提供されていたと考える方が妥当なのかも知れませんね。

ちゅうことで、シオカラ橋に辿り着いたのは11:00少し前。一息入れて、階段登り様にストックを準備しタラタラ登り始め、駐車場に付いたのは11:30頃。売店の前のテーブルでオニギリを食べて、帰宅の途に着きました。途中、お土産の柿の葉寿司を買って、贅沢に高速も利用して、帰り着いたのが14:30頃。即、あと片付けやって、なんとか予定終了。

ただ、一番の目的である写真がほぼ壊滅状態でした。レリーズを忘れた、と言うか、不要なものを出したときに、それと一緒に出してしまった様です。三脚を使う時、これは痛恨です。それと、ライブビューでの撮影に慣れていないことなど、いくつも失敗の要素がありました。残念無念…。

Body:Olympus E5
Lenz:ZUIKO ED 12-60 SWD F2.8-4.0
iso:100
ap:22.0
ss:1/1
fl:40(80)
eb:0.00
soft:DxO Optics Pro9.0


中の滝の最下部を除いたほぼ全容。こちらも水量が乏しくそう言う意味での迫力には欠けたがその雄大さは素晴らしいものがあった。こちらはその最上部のみ、全体の1/4か1/5くらいだと思う。最後はアベックで撮って見た。やはり大きすぎるのと、水量が少ないので特に中の滝はどこに水が流れているのか解らない…。川上村の鉄人曰く、5月の後半くらいがエエとの事だったので、再訪したいと思。その時は滝直下にも挑戦したいな。

カテゴリー: 写真, 生活 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です