第拾四瀑 千手の滝

千手の滝

上流にある馬頭の滝、すぐ下流にある不動の滝と合わせて三重の滝と称す。西行法師もここで修行したらしい。

先週の土曜日、2016年3月12日、前鬼の三重の滝の真ん中の滝である千手の滝へ行ってきた。今年の初滝である。この滝の名前であるが、「せんて」では無く「せんじゅ」、「せんじゅかんのん」の「せんじゅ」である。流石、修験者の裏行場といわれる場所だけあっての読み方なのだろう。と書いたが、勝手にそう思っているだけで本当のことは解らない。(^o^)/

この日は少し早いかなと思ったが、AM3:00頃に自宅を出発。単独行だったので大和高田バイパスから169号に入った。このところ、168号線が続いていたので、久々の169号線である。この方向へ来るとしばしば帰りに立ち寄る柿の葉寿司屋さんがあるので、行きがけに予約しておこうかなと思ったが、まだお店は開いていなかった。確か6:00頃なら開いていた記憶があるのだが、流石に5:00前後の時間では少し早すぎた様だ。

昨秋、前鬼の栃の巨樹群を尋ねたときは、開いていたのでその時間帯だったのだろう。また、その時は大迫ダムのところで発生した土砂崩れのお陰でどえらい迂回路を通らされたが、この日は未だ片側交互通行であったが、往路、復路とも通行量がそれほど多くなくスイスイと走ることができた。しかし、ちょっとした事で土木工事が必要になる山間部の多い都道府県は大変であります。

前鬼への入り口に着いたのは5:30頃。まだ暗かったのでしばし仮眠を取った後、コンビニで買ったパンで朝食を済ませ6:30頃に車止めを越えて林道を前鬼の里へ歩き始めた。この日は週半ばに雨が降り、その後冬型となった事もあり気温は0度くらいまで下がっていたと思う。林道の途中では法面から林道へ染み出した水が凍結しているところがあった。ちなみにこの場所は帰りに通った昼前後でも表面は凍結したままであった。

前鬼の里へ着いたのは7:00過ぎ頃。五鬼助さんがお見えになっているかなと思ったが、車も止っていないし、誰も居ない様だ。里を後に登山道を三重の滝へ向って歩き始める。最初の目的地は「閼伽坂峠」である。登山道の入り口にあった案内板に迷い込み易いところがあるので注意と書かれていたが、15分ほど歩くとそれまで一筋で続いて来た踏み跡がはっきりしなくなる区域に突入した。テープやリボンが頻繁に着いているのでそれを見失わない様にしたら迷う事は無いと思うが、倒木や斜面が崩れているところなどもあるので注意が必要だと感じた。また、目印、目印と思って歩いていると、椿の赤い花に騙されることもあるので要注意である。

閼伽坂峠までは約35分くらい要した。ここで一息入れ、水分補給をし、ほとんど汗もかいていなかったが、汗濡れが嫌なのでフリースを脱ぐことにした。寒いと感じたら着たらエエだけのことである。閼伽坂峠からは渡渉が必要となる垢離取場まで下り坂となる。ここまでは見晴らしも無く、薄暗い林の中を目印を目当てに歩くだけであったが、下り始めて少しのところで孔雀岳と思われる印象的な稜線が目の前に現れたときは感動した。

垢離取場に着いたのは8:00過ぎくらいだったので前鬼の里から約1時間。ここで渡渉地点を探すこと15分余り、少し下流からなんとか石をわたって対岸にたどり着き、そのまま2~3mの斜面を登って登山道へ合流した。ここから20分ばかり歩くと崖の頂上に到着する。崖に沿って設けられた真新しい階段を下っていくと千手の滝の直ぐ脇へ出た。

落差は40mくらいはあるのだろうか。見た感じはツキ谷にある千尋の滝やその直ぐ下の国道の下にある滝の様でもある。そう言う点では典型的な滝と言えるのかも知れない。滝つぼから20m程流れたところで、さらに次の滝、不動の滝となって流れ下っている。そして、千手の滝の上流には馬頭の滝と言うのがあって、そこへも行けた様に思い、辺りを見回して見たものの、案内標識にもそれらしい表示も無く、適宜、撮影を済ませ下山したが、帰宅してから調べたところ、滝の右側の崖を登ると登山道があり千手の滝の上にある馬頭の滝へ行く事が出来た様だ。

これは大失態、撮りなおした処で出来栄えには何等差は無いのだが、撮影もちょっと失敗したところがあるので、リベンジがてらに何時か馬頭の滝も訪問してみたいと思う。千手の滝までは車止めから往路は約2時間30分、復路は2時間弱と言うところだった。

帰りに、蜻蛉の滝へ立ち寄った。フィッシュアイを手に入れたのでこれなら全景もなんとか写るかと立ち寄ってみたのだが、予想通り、なんとか全景を収めることが出来た。

Body:Nikon D610
Lenz:SIGMA 15 F2.8 EX DG FISHEYE
iso:50
ap:22.0
ss:1/1
fl:15mm
eb:Modified
soft:DxO Optics Pro10.0


閼伽坂峠

「あかさかとうげ」と読むらしい。この日到達した最高高度。

孔雀岳

閼伽坂峠から少し下ったところで目に飛び込んできた風景。奇岩に目を奪われました。


垢離取場

「ことりば」とい読むらしい。ここで身を清めて修行の滝へ向うらしい。

垢離取場直前のハシゴと鎖場

垢離取場直前にほんの僅かですが、ハシゴと鎖場がありました。


倒木と細工

前鬼から滝までには幾つもの倒木がありましたが、ちょっとした切込みのお陰で容易に越えることができます。

千手の滝

40mほどの階段を下りると、そこが千手の滝の直ぐ脇です。


不動の滝の落口

懸垂降下できる人は降りるんやろねぇ・・・

不動の滝落口付近から見た千手の滝

少し離れてみるとこんな感じ。実際はもっと近いですけど・・・

プロマスタランド受信テスト

性懲りも無く、前鬼の里でもやりました。(^o^)/


ここからは帰りに立ち寄った川上村の蜻蛉の滝。フィッシュアイならではです。

蜻蛉の滝

全景です。思っていた通り、フィッシュアイでなんとか収まりました。

蜻蛉の滝

落ち口とその上にある小滝とその滝壺

蜻蛉の滝

上段部です。

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第拾四瀑 千手の滝 への2件のフィードバック

  1. 雲隠平蔵 のコメント:

    滑落して白骨死体になりまっせ!
    南無阿弥陀
    南無大師遍照金剛
    南無観世音菩薩

  2. admin のコメント:

    メールに返事が届かなくなったら白骨化したと…。

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