老眼で手元が見難くなってからと言うもの、とんと読書をしなくなった。それ以前は外出時の待ち合わせ時刻までの時間つぶしや、ちょっとした合間を見つけては書店でパラパラと立ち読みをし、面白そうな本、ほとんどは文庫本や新書などハードカバーで無いもの、は時々購入していた。かなり前の事になるが、働き出した頃は帰宅時の通勤電車ではほとんど本を読んでた記憶がある。老眼がしっかり定着した最近でも、時々、図書館で本を借りて読むことはあるが、なかなか手軽にと言うわけには行かない。そんな時、知り合いから電子書籍はエエよ!との話を聞き、近々発売されそうな kindleが良さげとの情報も貰ったので、発売が決定したその日にモバイル端末も兼ねたfire HDを注文した。
そのKindleFireが予定よりほんの早く手元に届いた。この手のオモチャは初めてと言うこともあり使い始めるまで設定に、もちろん慣れと言うのも含めて、ちょっと苦労した。そんな訳で今年最後の更新はKindleFireのファーストインプレッションと言うことにします。
一番最初コメントはWiFiの設定に関するもの。これにはかなり手間取った。もちろん慣れの問題もあるのだろうが、Kindleが受信可能は信号をキャッチしそれを一覧として表示するので、その中から利用したいネットワークを選択する方式になっていたので、てっきり電波の強いものから表示されると思っていたのだが、どうもそうではなかった。結局、その他の接続から手動でSSIDやパスワードを設定することで一番電波強度が強い無線LANに接続することが出来た。こんな仕様ではアカンやろ!
お次はメール。これもかなり手間取った。Gmailにはすんなり繋がったが、プロバイダと自前のメールサーバへの接続に苦労した。最近はスパム対策でSMTPAUTHが用いられているところが多い?ので、それへのユーザとパスワードの設定を何処で行うかが明確になっていない。結果的には送信設定のサインインを要求の下にあるユーザとパスワードのところに指定のユーザとパスワードを設定することで無事送信が出来るようになった。受信に関してはPOP3もIMAP4も利用可能であった。但し、プロバイダのメールに関してはPOP3のみ利用可能だった。( Beckyの場合はPOP3の設定でリモート接続できてしまう )
それと、結果的には利用する意味はあまり無いのだろうがセキュア接続(STARTTLS)が利用出来なかった。また、ひとたびアカウントを作成すると、アカウント作成時に登録したメールアドレスを修正する事ができなかった。どこかで修正する事が出来たのかも知れないが、一旦削除して再度登録しなおす必要があった。
三番目はKindleFireへのログインに関する点。当然ながらポスワードは設定されて居ないので、何もしなくてもログイン出来てしまう。WiFi接続設定後、とりあえずタダ本をゲットしようとamazonへ出向き適当な本を見つけて買い物カゴにいれて、注文確定して…。アレッ、ログイン画面が表示されません。そう言うたら画面にはワタクシのお名前が表示されてたなぁ…。ちゅうことで、どうもデフォルトでamazonのアカウント情報が登録された状態で届いたようです。もし、配送間違いがあったらどうするんでしょう?怖い、怖い。
四番目は電子書籍リーダー機能。なかなか良いです。Kindleを紹介していただいた知人からは「液晶は電子インクに比べて目が疲れるで」と言われてましたが、小一時間ばかり使ってみましたが、そうでもなかったです。画面表示を白黒反転し、ゴシック体表示にすることでかなり見やすくなります。フォントの大きさを適切に設定すると状況によっては老眼鏡なしでも読書可能かもです。
最後は音楽プレーヤー機能。USBでWinなパソコンと繋ぐと、外部ストレージとして認識されエクスプローラにはkindleと表示されました。フォルダを下へ降りていくと、musicフォルダがあったので、そこへ適当なmp3をコピー。kindleで何の問題もなく再生する事が出来ました。またこんな事はしませんが、音楽を聴きながら本を読むと言うことも出来ます。ただ、マルチタスク?になると本の少しですが動作が鈍くなるような気がしました。
ちゅうことで、この手のオモチャは初めてなので何かと比較する事が出来ませんが、今のところほぼ満足です。不満があるとすれば、せっかくカメラが付いているようなので、カメラとしての機能もあったら良かったかも知れません。 ( ゴメンなさい。写真撮れました。但し前面にしかカメラが付いていないので、かなり撮り辛いですが・・・。 ) それと付属イヤホンが欲しかったな。あと本体とは関係無いですが、アプリとしてパスワード管理のアプリが出てくるのを期待します。