投入堂

三徳山三仏寺投入堂

役の行者が法力で「なげいれた」お堂です。

昨日、紅葉の見ごろには少し早いかと思いつつ、午前中くらいは晴天が期待できそうな天気予報や、月末にかけての予定を睨んで、かねてから知人より提案のあった投入堂を訪問した。先週の虻川渓谷に続き、なんとも豪勢な二週連続での紅葉狩り遠征である。もっとも、知人は紅葉狩りにも写真にも全く興味が無く、歩き回ったり、走り回ったりする苦行が伴うものであればご機嫌なので紅葉や、晴天や、写真やらなどは全てワタクシの嗜好である。ちょっと考えたらそれで揉めること無く良く続いているなぁ…と言う気もするが、先方が当方に合わせてくれているだけの事なのである。知人にとってはそれも趣味の苦行のひとつと言う事なのだろうと、ひたすら前向きに解釈している。^^;)

さて、この投入堂であるが「なげいれどう」と読むらしい。読み方がワカラン時は音読みが無難であると、教わった事があるが、この場合は当てはまらない。とは言うものの、「なげいれどう」と読むのが訓読みなのかどうかも解らない。日本語とはややこしなぁと思うが、ややこしくなる原点は漢字の本家中国の所為である。

関係の無いハナシは置いといて、伝説によると三徳山三仏寺は約1200年ほど前の慶雲3年に役の行者が創建したとされ、その奥の院である投入堂は役の行者が法力で断崖に投げ入れたとされる事からその名前が付いたとの事です。超人役の行者がその法力を使って建築したと言うだけあり、三仏寺本堂から標高差約170m。そこへ到るまでの平均勾配26%と言うとんでもないところにあります。そのため、馬の背や牛の背と表現される奥の院へ続く道は、険しく、細い部分もあり、基本的に登山靴かそれ風の靴でないと入山が許可されないようです。ま、そのへんの事情についてはネット上に情報もいっぱいあるので省略。入山受付のところのお兄さん曰く、遭難事件もあったとの事なのでくれぐれも注意が必要かと思いますが、基本的にお寺なので年配の方が多いと言うこともあるんでしょうな。

そんな条件もあるので、一応、屋久島へも行けるとのお墨付きのある靴を持参し、それに履き替えイザ奥の院へ。カメラを首にぶら下げスタートしたのですが、いきなり崖を木の根に掴まりながら登ると言う状況に直面。特に写真を撮りたくなるような風景も無いのでひとまずリュックに収納し身軽になって第一関門クリア。恐らくこれがかづら坂と言うところだと思うが、この後、土嚢を積んだコースを過ぎると少し勾配は緩やかに。その後、またもや15mほどの急坂に出くわすと、その上には文殊堂が。ここは往路と復路が別になっていて往路はお堂脇の急坂を鎖にしがみついて登るコースになっている。残念ながらボヤーッと登っていたので知らぬ間に復路を逆進して文殊堂に辿り着いてしまった。

文殊堂から先は特に急坂も無く、地蔵堂、鐘衝堂、納経堂、観音堂、元結掛堂、不動堂、を経て投入堂へ辿り着くことが出来た。ただ、少し道が細くなるので歩きにくい部分があるのと、文殊堂から地蔵堂へ行く最初の部分は岩場なので少し注意が必要かも知れない。ま、高所恐怖症の当方が歩けたので普通の人ならなんら問題無いと思う。それよりも、やはり、文殊堂や地蔵堂の濡縁を歩くのがなかなかスリルがありました。恥ずかしながら壁際をソロソロ歩きながら風景をパチリと言う体たらく。縁先に腰掛けて下を除いている猛者も見かけましたが、絶対できませんな。笑

しかし、よくもまぁ、こんな処まで建築資材を運び上げ、断崖を刳り抜いてまで仏教施設を建築したもんやなぁ…と感嘆すると、「アホ、役の行者が投げ込んだんじゃ」と知人に怒られてしましました。

入山料払い込み証明と行方不明防止のためのタスキ。

奥の院への入り口。

文殊堂の濡縁に腰掛ける猛者と鎖をよじ登る女性。

地蔵堂。ゴーストが派手に出てます。^^;)

地蔵堂の濡縁。

鐘衝堂。これまたゴーストが・・・。

馬の背を納経堂方面から。

牛の背を同じく納経堂方面から

観音堂と元結掛堂。これを越えたら直ぐに投入堂。

1.2MBとちょっとサイズはデカイが全体の絵地図。


Body:Olympus E5
Lenz:ZUIKO ED 12-60 SWD F2.8-4.0
iso:400
ap:3.2
ss:1/320
fl:16mm
eb:-0.64
converter:DxO Optics Pro8.3

カテゴリー: 写真, 歴史 パーマリンク

投入堂 への2件のフィードバック

  1. 似非法師 のコメント:

    紅葉と写真には全く造詣の無い吾輩ではありますが、今回はええ写真がとれたのでは?

  2. admin のコメント:

    造詣が無いのは同様であります。^^;)
    今年は今回も前回の虻川も個人的にはマズマズのが撮れたと思っています。
    今後とも精進させて頂きます。

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